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『カメラ女子』への違和感

『カメラ女子』への違和感

カメラ女子

 

よくインターネットや雑誌、テレビ等で見かける『カメラ女子』というワード。この言葉に違和感を覚えるのは僕だけだろうか?Twitter #カメラ女子 というタグを見つけたり、Youtubeこんな動画を見つけてしまうと、「お、おおぅ...」となってしまうし、さらにそこで上がっている写真を見ると「これ以上、僕にどうしろと...」という気持ちになることが、残念ながら大半だ。そこで、何故この『カメラ女子』という言葉に、違和感を持ってしまうのか少し考えてみることにした。

 

 

『〇〇女子』のポイント

 

『カメラ女子』に対する違和感、一言で言えば、結局"性”だけを売りにしてしまっている感があるからだと思う。おそらく「〇〇女子」というワードを使う時には、それを女性がやる意義とか女性ならではの目線みたいなものが、本来ポイントになるはずなんだけど、そういうことが完全に度外視されて、カメラを持っている“女子”というだけで、アイデンティティーを確立しようとしていたり、コンテンツとして成立させようとしまっているところに、違和感が出てしまうのだろう。つまり、作品そのものよりも、『カメラ女子』という言葉だけが先走ってしまっているということ。

 

その他の『〇〇女子』は?

女戦士

もちろん、他にも「〇〇女子」っていうものは、たくさんあるのだけれど、大体の場合はメディアの取り上げ方が俗っぽすぎるだけで、女性が少ない現場からしたら「女性がやる」ってこと自体意義がある場合が多いと思う(例えば、土木女子とか理系女子とか)。でも、『カメラ女子』に関しては、そこで“女子”を推し出す必要性は無いし(カメラやっている女の人多いもんね)、さらに言えば、カメラを嗜む女子達が『カメラ女子』を自称しちゃう必要性もないわけで、そこに先程述べたような、“女子”というだけで、誰かに評価されようという姿勢が見えてしまうから違和感が出るのだろう。結局“性”だけを売りにしてしまっているというのはそういうこと。わざわざ「女子」と名乗る必要もないし、そんなのは某掲示板で「私女なんだけど...」ってのをつけて書き込むのと同じレベル(そっちはもはやネタだけど)。

 

「〇〇女子」の話をすると、大抵の場合『サブカル女子』が出てくるので、ついでに言っておきましょう。『サブカル女子』という言葉に対しても、『カメラ女子』と同じように嫌悪感を持つ人はいると思うけど、おそらく性質が違う。なぜなら『サブカル女子』は、何かを売りにするというよりは、他者からのレッテル貼りとして使われることが多いからだ。実際にこういう歌もあったりするしね。

『カメラ女子』との違いは、当事者達が自称するかどうかかなと思う。『サブカル女子』と自称する人はいたとしても、圧倒的に『カメラ女子』よりは少ない上に、どちらかと言うと自虐的に使っている場合が多いはず。この辺はまた別にして考えたほうが良いかもしれない。(というか、本来の『サブカルチャー』の意味を考えると、『サブカル女子』みたいに、レッテル貼りで使うこと自体おかしいと思うんだけど...)

 

まとめ

まとめると、『カメラ女子』は言葉ばっかりが先行して、肝心の中身がないがしろにされている場合が多いから、変な感じがするよ!ってこと。もちろん、全部が全部そうじゃないと思うけど、全体的にみると違和感が目立つので、『カメラ女子』というワードを使う時には少し考える必要はあるかも。あと、勘違いされたくないのは、僕は「カメラを趣味にしている女性」自体を批難しているのではないので、ご注意を!あくまで『カメラ女子』という言葉と使われ方への違和感の話。たぶん、カメラ雑誌とか、ウェブ記事が『カメラ女子』というワード使っている影響とかで、言い出した人もいるかもしれないけど、そんな誰かも分からない人が決めたような、“ジャンル分け”に乗っかる必要性なんて僕は無いと思うよ!

 

 

 

使用画像:いらすとや、GAHAG

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